三角点と電子基準点の違い
三角点(さんかくてん)と電子基準点は、どちらも位置の基準点ですが、 測る仕組みも、設置されてきた時代も違います。
電子基準点とは
電子基準点は、人工衛星からの電波を受信して位置を求めるGNSS観測を行う施設です。
・全国に約1,300か所設置されている
・GEONET(GNSS連続観測システム)として1996年に運用が開始された
(衛星測位そのものの観測は1992年から行われている)
・国土地理院が運用している
(出典:国土地理院「GEONET(GNSS連続観測システム)とは」ほか。確認日2026-09-01)
何が違うのか
| 三角点 | 電子基準点 | |
|---|---|---|
| 測る仕組み | 角度を観測する三角測量 | 人工衛星からの電波を受信するGNSS測量 |
| 設置され始めた時期 | 明治時代 | 1990年代 |
| 観測の頻度 | 必要なときに人が測量する | 常時、自動的に観測を続けている |
| 点数 | 全国に10万点以上 | 全国に約1,300か所 |
電子基準点は、人が現地に行かなくても、常時自動で位置を観測できる点が 三角点と大きく異なります。
三角点は役目を終えたわけではない
現在の測量の主流は電子基準点によるGNSS測量ですが、 三角点が不要になったわけではありません。
三角点は今も基準点として維持されていて、 古くからの測量の記録・地図の基準として使われ続けています。
まとめ
- 電子基準点は人工衛星からの電波を使って位置を求める、現在の測量の主役です
- 1996年に運用が開始され、全国に約1,300か所あります
- 三角点は角度を測る三角測量という古くからの方法で、明治時代に始まりました
- 電子基準点が主流になった今も、三角点は基準点として維持されています
出典
国土地理院「GEONET(GNSS連続観測システム)とは」
https://www.gsi.go.jp/denshi/denshi_38136.html
確認日:2026-09-01