「三角点」の読み方と、なぜ「三角」なのか
三角点は「さんかくてん」と読みます。
読み方自体は難しくありませんが、なぜ「三角」という字が使われているのか、 気になったことがある方もいるのではないでしょうか。
「三角」は三角測量から来ている
三角点という名前は、「三角測量」という測量方法に由来します。
三角測量の考え方
① 2つの点の距離をあらかじめ正確に測っておく(基線)
② 3つ目の点から、その2点を見る角度を測る
③ 三角形の1辺の長さと2つの角度が分かれば、
残りの辺の長さ・もう1つの角度が計算できる(三角形の性質)
④ これを繰り返して、次々に新しい点の位置を求めていく
つまり「三角形の性質を使って位置を求める測量」だから、三角測量と呼ばれます。 そこで求められた位置の基準点が「三角点」です。
(出典:国土地理院「三角点とは」。確認日2026-09-01)
距離を測るより、角度を測るほうが簡単だった
三角測量が使われてきた理由は、当時の測量技術と関係があります。
山や谷をまたいで、遠く離れた2地点の距離を直接測るのは大変です。 一方、角度は望遠鏡のような機器があれば、遠くからでも正確に測れます。
・最初に1か所だけ、慎重に距離を測る(基線測量)
・あとは角度の観測を積み重ねていく
この方法によって、日本全国の位置関係を効率よく求めることができました。
「三角点」は場所の名前でもある
「三角点」は測量の考え方の名前であると同時に、 その基準として実際に設置された地点・標石そのものを指す言葉としても使われます。
山頂などで見かける「+」の印が刻まれた石の柱が、まさにこの三角点です。
まとめ
- 三角点は**「さんかくてん」**と読みます
- 名前の由来は三角測量(三角形の性質を使って位置を求める測量方法)
- 遠く離れた地点でも、角度の観測を積み重ねることで位置関係を求められます
- 「三角点」は測量の考え方の名前であると同時に、実際の地点・標石を指す言葉でもあります
出典
国土地理院「三角点とは」
https://www.gsi.go.jp/sokuchikijun/sankaku-toha.html
確認日:2026-09-01